特定健診・特定保健指導・人間ドックを受けたい方

当院の特定健診と特定保健指導について

完全に市民権を得たメタボことメタボリックシンドローム、食べ過ぎや運動不足によって内臓脂肪が蓄積し、高血糖・高血圧・脂質異常(コレステロールや中性脂肪の増加)となり動脈硬化が進行し心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気を起こす危険が高まった状態です。

厚生労働省は今年4月から、このメタボリックシンドロームの急激な増加を防ぐために新しい健康診断制度として特定健診・特定保健指導をスタートさせました。
受診の対象となるのは、40歳から74歳の方々で、国民健康保険・企業の健保組合の本人・扶養者の方々です。

特定健診の結果に異常があった場合には、糖尿病・脂質異常(コレステロールや中性脂肪が高い)・高血圧などで治療中の人を除いてその程度に応じて運動や食生活の指導が行われることになります。

この健診の有効性や数値の設定にいまだに議論があります。

しかし、メタボリックシンドロームの状態を今までのように放置していれば、その後糖尿病や高血圧・高脂血症をきたし、薬物治療を受けなくてはならないことはあきらかです。

薬を服用しないでも生活習慣を修正することによりご自身の健康を取り戻すことができるのであれば、健診もその後の保健指導も意味のあるものとなるでしょう。

スタッフ紹介

健診スーパーバイザー 高田中央病院 内科 荏原 太

私は、糖尿病を中心とした生活習慣病外来を当院で行っています。
現在でも東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科に所属しており、研究分野はメタボリックシンドロームの国際間の比較です。

デンマークで2003年共同研究を開始した時、日本ではメタボリックシンドロームという言葉は知られていませんでした。
現在では、世界中で日本ほど一般の方々がメタボリックシンドロームという言葉が知られている国はありません。

しかし、その国際的な成立の過程や検証作業までご存じの方は少ないと思います。
加えて新潟の公立病院でも特定健診・特定健康指導に携わっており、町の健康プログラム策定にも携わっております。
この経験を生かして当院の健診・指導プログラムを作成しました。

お約束

当院では、統括者の荏原 千登里と私を含む内科スタッフ中心に管理栄養士や各部門のスタッフの協力のもと、「お待たせしないわかりやすい特定健診」と、ひとりひとりのライフスタイルにあわせた「目に見える結果が出せる特定保健指導」を提供します。

お願い

数よりも質を重視します。
どうしても対応可能な人数に限りがありますので特定健診は事前予約をお勧めいたします。

特定健診を受診された方には、結果表の他に、特定健診についてコンパクトにまとめたパンフレットとメタボリックシンドローム予防と解消マニュアルをご希望の方にお渡ししています。

また保健指導におきましても数回指導や効果測定のために来院していただくことがどうしても必要になります。

実施状況

特定健診の実施件数

年間626人 1日あたり2人

実施可能な特定健診の件数

年間1,200人 1日当たり4人

保健指導の実施件数

動機付け 年間 51人 1日あたり 2人
積極的 年間 22人 1日あたり 1人
実施可能な特定保健指導の件数 動機付け 年間 300人 1日あたり 2人
積極的 年間 150人 1日あたり 1人
参加率・脱落率 動機付け 参加率100% 脱落率 0%
積極的 参加率100% 脱落率 9%
  
  

人間ドック

今日のドックは 健やかな明日のために

今日のドックは 健やかな明日のために

「高血圧」「脂質異常症(高脂血症)」「糖尿病」は生活習慣病といわれており、病気は自覚症状のないままそっと忍び寄ってきます。

治療より予防が一番の理想ですが、大事に至らないですませるためには『早期発見・早期治療』が大切です。

当院の新しい検査設備で、『人間ドック』を一年に一度は是非お受けになることをお勧めします。

また、人間ドック検査の結果、より精密な検査や治療が必要になったときは、専門スタッフにより、適切に対応いたします。

より高度な検査や治療を要する場合は、提携の大学病院等の施設にご紹介いたします。

受診のお申し込み方法

1

人間ドックの受診はすべて予約制です。

また、半日・1日ドックなどメニューがございます。
詳しい資料を送付させていただきますので、 お電話かメールにてお問い合わせください。

2

当院の診察券をお持ちの方は、お申し込み時に診察券の番号をお知らせください。

3

予約をキャンセル又は変更する場合は、受診予約日の前日までにご連絡ください。